ある魂の物語

最終更新: 6月8日

風吹く草原で、ボクたちは永遠を誓ったね。

あの時のボクはキミを怒らせることしか出来なくて、よく𠮟られてた。


叱咤激励してくれるキミを守っていくんだって、キミを笑顔にすることが出来る自分になるんだって、そう心に決めて何度も転生したんだ。


何度、転生しても

「優しいだけの人は私がダメになりそうだから…甘えるだけのダメな人間になりそうで怖いの。」

って言われ、なかなかキミに選んでもらえなくて

「あぁ、まだ彼女に見合う自分になれていないんだ。」

って残念に思う反面、キミに対する気持ちは薄れることはなくて、次の転生では選んでもらえるように頑張ろうと思えたんだ。


今回ある方たちのおかげで、今世のキミに会うことができた。


目に涙をたくさん溜めて、ボクとの共通点を発見しながら話を聞いてくれたけど、相変わらず

「優しいだけの人は私がダメになりそうだから…」

って言って、自分を磨くためにボクじゃない人と人生を歩むと言った。

何度転生しても、こうと決めたら真っ直ぐに進んでいくところは変わらなくて、キミのそんなところをボクはとても愛していたんだ。


でも。

何度転生しても選ばれないことに、ボクは疲れてきたんだ。


キミがいない人生を何度も繰り返し、一人で楽しむことにも慣れてきた。

今回の人生もボクは一人で生きていくよ。



ある方たちがおっしゃってたけど、またどこかの人生で会うことがあるかもしれないって。

その時のボクにはキミじゃない愛する妻がいて、成長したキミを見て惹かれる気持ちはあるかもしれないけれど、妻を愛しているからキミに一線を引くだろうって。


「それでもいいの?来世かその次か分からないけど、彼と出会ってあなたは彼に惹かれるけど、彼から愛されることはないけどいいの?」


何度も確認を取って下さったけど、やっぱりキミの決心は変わることがなかった。


やっとボクも決心が出来たよ。

最後に会って話すことが出来て、エールを送ることが出来て、ボクはやっと次に進むことを決めることが出来たんだ。

キミ以外の人と恋愛するか分からないけど、幸せになるよ。

根性あるキミのことだから、今回の生もやりきるだろう。


これで本当にお別れだね。

キミのことを本当に愛していたよ。

27回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

内助の功

恋占い